「タイヤ式AGV」は、50トンまでの重量物に対応している点が特徴です。搬送速度や大きさなどは用途に応じて変更できるため、発注者に合ったAGVを導入可能。過去には50m/minの速度で18.8トンまでの鋼材を自動搬送・自動移載するAGVや20トンまでの金型を20m/minの速度で自動搬送するAGVなどを製作しており、業務負荷の軽減に貢献しています。

「タイヤ式AGV」は、磁気棒や磁気テープを用いた誘導方式を採用。磁気棒は地面に埋め込み、磁気テープは床面に貼り付けて使用します。特に磁気テープは張り替えが簡単なので、経路の変更にかかる手間を抑えられる点が特徴。柔軟に搬送ルートを設定できるため、工場のレイアウト変更にも対応できます。

「タイヤ式AGV」は、鉛蓄電池・リチウム電池のバッテリー以外にもケーブルリールやケーブルベア、トロリーを使った給電ができます。また、バッテリーの充電方法も多様な種類があり、接触・非接触に加えて自動・手動も選択可能。充電は搬送業務の進捗に直結するため、適切な選択をすることで作業効率の改善にもつながります。