自立走行式AGVは、専用のレールやガイド、通路を事前登録することなく使用可能。SLAM技術を使用し、人やフロアの位置情報をリアルタイムで検出しながら自動で走行します。障害物や人が進路を塞ぐ場合は、LIDARセンサーにより回避。工場内のレイアウト変更が頻繁に行われる場所でも、走行ルートが容易に変更できます。

磁気誘導式AGVは、磁性体の磁気棒を磁気センサーで読み取って走行。磁性体の磁気棒は床面に埋め込んだり、磁気テープを床面に貼ることで設定可能です。この方式の場合、工場内レイアウト変更の際に工事が必要となるものの、一度設置すれば長期間安定して使用可能な点が安心です。また、現在日本で最も普及している方式であり、広くノウハウが蓄積されている点でも心配なく導入できます。

追従式ロボットAGVは、先行する特定の人や車両などに追従する形で移動します。特定のルートやタスクに特化した運用が可能で、工場や物流倉庫等での作業者による運搬業務のアシストなど、協働形式での運用が一般的。昼夜を問わず使用でき、小雨でも利用出来るほか、3cm程度の段差であればスムーズに走破可能です。