「CarriRo」の大きな特徴として、3つの搬送モードがある点が挙げられます。「ドライブモード」は作業者が押して搬送、「カルガモモード」は作業者が押す台車に複数の台車が追従、「自律移動モード」は自動で搬送といったように、それぞれ異なる働きがあり、現場ごとの柔軟な活用が可能です。

「CarriRo」の自律走行には、床面に貼ってあるランドマークに基づいて進んだり精度が必要なルートにはラインを設定したりと複数の方法があります。また、SLAM方式からも選択でき、ガイドレスで走行を促すことも可能です。走行方法は併用もできるため、作業場所に適した方式を採用することで搬送の最適化にもつながります。

「CarriRo」は拡張性が高く、自動化や省人化に役立ちます。たとえばカゴ台車やスリムカートを自動で連結してそのまま牽引。搬送が完了したら連結を解除し、任意の場所に戻る機能があります。そのほかにも自動充電ができたりエレベーターと連携できたりと、自動化に役立つ機能が豊富です。