「RH-Fシリーズ」は、同品種の大量生産や高い精度が求められる組み立てなど多様な作業に対応したスカラロボットです。従来品の特性を引き継ぎながら技術の見直しを行うことで、上下動作速度を従来比2倍・搬送能力を従来比1.7倍など性能向上を実現。手首軸の強化によって搬送の安定性も高めており、多用途への対応が可能です。

「RH-Fシリーズ」は、最新の知能化技術を活用している点も特徴です。たとえば三次元ビジョンセンサやロボット間の干渉回避、2台のロボットを使った協調制御などの機能を搭載することで、これまで難しかった複雑な作業の自動化も可能。対象ワークの品質向上も実現でき、歩留まり低下も防止できます。

「RH-Fシリーズ」はハンド配管ができる経路をロボット内部に用意しており、配線・配管の内装化が可能。ロボット本体・周辺機器にケーブルが干渉するリスクを低減することで、配線の巻き付きなどによる稼働停止を防止できます。また、配線の内装化を行いながらも多様なツール活用が可能。多機能ハンドやビジョンセンサも設置でき、作業の柔軟性を広げています。