「タイニー（超小型）スカラロボット」は、高剛性と高精度を兼ね備えている点が特徴です。たとえばベルトレス構造を採用することで動力を伝達する際に生じる不要な動きが大きく削減されるため、高精度な動作を続けられます。また、ベルトの場合は破損や伸びなど劣化が生じるリスクがありますが、ベルトがないためメンテナンスの必要がなく、長期的な安定稼働を実現できます。

「タイニー（超小型）スカラロボット」は高速性も特徴としており、減速比やモータ最高回転数を見直すことでスピードを高めています。また、標準サイクルタイムだけでなく、製品が完成するまでにかかる時間（タクトタイム）を重視している点もポイント。迅速な動作によって生産性の向上に寄与できる製品です。

「タイニー（超小型）スカラロボット」は、カバーが簡単に外せる設計やグリス（潤滑油）封入タイプのハーモニックギヤを採用することでメンテナンス性を向上しています。なかでもハーモニックギヤはグリスの交換が不要となるためギヤの分解がいらず、位置ずれのリスクを減らせる点がメリット。メンテナンス工数の削減により、稼働時間の最大化や高精度の維持を図れます。