複合材料とは、2つ以上の異なる材料を組み合わせて作られる材料 のことです。それぞれの材料が有する優れた特性を合わせ持ちつつ、各材料の欠点を補うこともできます。
日本資材株式会社の「CNT(カーボンナノチューブ)/フッ素樹脂複合材」は、CNTとフッ素樹脂を複合化することで高い導電性を実現した製品です。従来の複合材と比べて少量のCNT添加量で性能を発揮するため、コスト削減にもつながります。また、耐熱性や耐薬品性などのフッ素樹脂の特性を活かし、電子部品や自動車、医療機器など、幅広い分野での利用が期待できます。
複合材料は、元の素材が単独で使用された場合よりも高い性能を持ち、たとえばプラスチックに補強材を加えて軽量さと強度を両立したり金属をマトリックス(母材)とすることで耐熱性と強度を兼ね備えた物質を生成したりと、幅広く活用されています。特に強度や剛性、耐久性が求められる製品で用いられることが多く、下記のように分野も多種多様です。
分野 | 製品例 |
---|---|
航空宇宙 | 航空機の体や翼の部分 |
自動車産業 | 車体の一部、エンジン部品 |
建築・土木 | 橋梁の建築、建物の外壁 |
スポーツ用品 | ゴルフクラブ、テニスラケット |
医療 | 人工関節、歯科用インプラント |
また、複合材料は設計の柔軟性が高く、必要とされる機能に応じてカスタマイズも可能です。電池の性能向上や帯電防止などさまざまな活用方法があるので、複合材料の活用をご検討中の方はぜひカタログダウンロードをご利用ください。