サーモグラフィとは、 物体から放出される赤外線を検出して温度分布を可視化する技術、あるいは可視化された映像を取得する装置を指す言葉 です。温度が高い箇所は赤色、低い箇所は青色といったように、物体の表面温度の違いを色や濃淡で示します。
640×480ピクセルの高い赤外線解像度と同社独自の画像補正技術によって、電気や機械の故障をスピーディーに診断。レンズは交換ができ、近距離だけでなく遠距離にも対応可能。複数の場所を効率的に調査できるルート作成機能も利用でき、検査作業の合理化を実現します。
サーモグラフィの主なメリットは以下のとおりです。
温度計測が必要な際にサーモグラフィは役立つ場面が多く、以下のように多岐にわたる分野で応用されています。
| 業界 | 使用例 |
|---|---|
| 建築分野 | ・断熱材の不備や隠れた隙間からの熱漏れを発見 ・水漏れや結露の原因となる部分を特定 |
| 電気機器分野 | ・過熱している配線やコンポーネントを早期に発見 ・故障が起こる前の予防措置 |
| 医療分野 | ・感染症の対策として発熱などを感知 ・炎症している部位を正確に判別 |
サーモグラフィは人の目では確認できない情報を即座に得られるため、検査の迅速化・効率化に効果的です。用途に応じて多種多様なサーモグラフィがあるので、カタログなどで比較しながら自社に最適な製品を選びましょう。
