LED照明とは、半導体素子の一種である「発光ダイオード(Light Emitting Diode)」を利用して作られた照明器具を指す言葉です。これまでの白熱電球と比べて以下のようなメリットがあり、一般家庭やオフィス、工場といった室内だけでなく、信号機や自動車のヘッドライトなど屋外でも使用されています。
特に寿命に関しては約40,000時間と言われており、1日に16時間の稼働をしたとしても約2,500日(約6.8年)の交換が不要です。実際には使用環境によって異なるため期間はあくまでも目安ですが、白熱電球よりも交換頻度は抑えられます。
「FKS-300wLED」は、長野県に本社を構える株式会社フクシマが手掛ける12インチ対応の卓上型UV(紫外線)照射器です。上下からの同時照射や液晶画面による簡単操作で作業効率の向上に寄与。寿命の長い省電力LEDランプを採用することで、コストダウンだけでなくランプ交換などにかかる作業者の負担軽減も実現しています。
ただ一方で初期費用がかかったり明るくなる範囲が狭かったりと注意したい点もあります。環境省の「水銀に関する水俣条約」によると2027年には一般照明用の蛍光ランプが製造および輸出入禁止となるためLED照明への転換は必須ですが、コスト面での懸念もあるため、メリットだけでなくデメリットも考慮したうえで計画的にLED照明の導入を進めるとよいでしょう。